top of page

「つかえる英語」のトレーニング方法

中学、高校で学ぶ英語は、主に受験の為の英語の勉強、つまり「英文和訳」や「難易度の高い語彙表現力強化」が多く、リスニングやスピーキング、ライティングといった「使える英語」のトレーニングをする機会が少ないようです。

 

学校で学ぶ英語はそれはそれで大切なのですが、「使える英語」つまり、海外で英語で会話やメールでのやりとりをするためには、学校で学んだ基礎英語をベースにトレーニングする必要があります。

 

ここでは、自分でもできる使える英語のトレーニング方法をご紹介します。

リピーティング(リスニング、発音強化)

 

聞こえてくる英文を後に続いて忠実に発話をまねる演習。

 

英語の音法、特に音がつながって聞こえる「リエゾン」や、音がつながって消えてしまう、「リダクション」といった英語特有のルールを音読トレーニングを続けることで、リスニング力アップにつなげていきます。

ラジオ、テレビの英語講座などを見ていても、英語の音を繰り返し発話をすること「読んでわかる英語」から「聞いてわかる英語」に変換することができます。

シャドウイング(リスニング、発音)

リピーティングが英文を聞いた後に発話をするのに対しシャドウイングは英文を聞きながら、ほぼ同時に発話をするトレーニング。

こちらはリピーティングに比べて、真似が追い付かない場合がありますが、その場合は、リピーティングをする、スクリプトを見ながら発話してみるとよいでしょう。

​また、この練習は初めて聞く英文で練習をすると、自分が聞こえない音声などが分かるので、英語力の客観的評価にも役立ちます。

 

リップ・シンキング

 

リピーティング、シャドウイングといったトレーニングが、

「トレーニングとはいえ、英語を一人で話す機会がない」、「やや照れくさい」という場合も多いようです。

そんな時におすすめなのがこの「リップシンキング」というトレーニングです。

実際には声に出さず、口だけを動かして、あたかも発話をするようなトレーニングです。(いわゆる「口パク・」と言われているものですね。 

ディクテーション (リスニング、文法、語彙)
 
聞き取った英文を書き取っていくトレーニングで、総合的に英語力をアップすること
ができる効果的な学習方法。 
主に中級レベルの学習者におススメ。何度も繰り返し英文を聞くことで、単語のスペ
ルや英語の音のつながり具合といったリスニングの要素を理解できます。また、文法
や構文を「聞きて学ぶ」ことができます。
正直、根気がいる練習ですが、続ければ実力がアップすることは間違いありません。

 

速読(リーディング、語彙力、文法)

「使える英語」を鍛える為には、受験で学習したような「英文和訳」

をすることなく、英文を日本語に訳さずに、英語の語順のまま読んで

い訓練が必要です。それが「速読」なのですが、主に次のようなもの

があります。

難しい単語をあまり気にせずに読む、「スキャニング」(飛ばし読

み)

一定のスピードで読んで大意を要約する「スキミング」

平易な英文をたくさん読む「多読」をすることで速読力をつけていき

ます。

精読 (リーディング、語彙力、文法)

速読とは対照的に、英文の詳細情報を確認するために、英文の修飾関

係などを読み込むためのもので、この速読と精読の使い分けが、リー

ディング力アップにつながっていくのです。

スラッシュ・リーディング(リーディング)

英語を訳すことなく、英語の順番通りに読んでいく訓練。英文を読む

際に、意味のまとまりごとにスラッシュ(/)を入れて読んでいくこと

で、受験英語の時のように英文を後ろから訳して日本語の順番にして

読むことを防ぐ学習方法。

TOEICの対策だけでなく、ビジネスレターなどを瞬時に読むことを可能にします。

 

サイト・トランスレーション(リーディング・リスニング)

これはスラッシュ・リーディングと似ていて、英語を和訳することなく、英語の順番に意味を理解して、読み、聞きができるトレーニングです。スラッシュ・リーディングは読むだけですが、サイト・トランスレーションは実際に声にだしながら、行っていくトレーニングです。

以上、いくつか英語のトレーニングを紹介しました。これからも引き

続き紹介していきます。一度挑戦してみてはいかがでしょう。

bottom of page